バスケットボールの歴史に新たな金字塔が打ち立てられました。ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズ選手が、NBA史上初となるレギュラーシーズン・プレーオフを含めた通算5万得点を達成しました。レギュラーシーズンとプレーオフの合計で、この記録を成し遂げたのは、彼が初めてです。
記録達成の瞬間
2025年3月4日(日本時間5日)、ニューオーリンズ・ペリカンズ戦に先発出場したジェームズ選手は、第1クォーター残り8分34秒、ルカ・ドンチッチ選手のアシストから3ポイントシュートを決め、この試合の初得点にして歴史的な瞬間を迎えました。
この試合で、ジェームズ選手は3ポイントシュートを10本中5本成功させ、フィールドゴール18本中10本成功、フリースロー9本中9本成功で34得点を記録しました。本拠地クリプトドットコム・アリーナは大歓声に包まれ、ファンは総立ちで祝福しました。
さらに、試合後には特別なセレモニーが開催され、NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏が特別表彰を行いました。ジェームズ選手は「これは僕一人の記録ではなく、これまで支えてくれた家族、チームメイト、そしてファンの皆さんの力があってこそのものです。これからも全力でプレーを続けます」と感謝の言葉を述べました。
NBA通算得点の歴史
ジェームズ選手は、2003年のNBAドラフト全体1位でクリーブランド・キャバリアーズに入団して以来、マイアミ・ヒート、レイカーズで活躍を続けてきました。彼のゲームはチームメートを生かすアシストを基本としますが、史上最高の選手として議論に上がるに相応しく、得点力も群を抜いており、その一貫した選手生活の中で数々の記録を塗り替えました。
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2023年2月7日 カリーム・アブドゥル・ジャバー氏のレギュラーシーズン通算得点記録(38,387点)を更新
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2024年3月 NBA史上初のレギュラーシーズン通算4万得点を達成
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2025年3月4日 レギュラーシーズンとプレーオフの合計で5万得点を達成
NBAの歴史にその名を刻み続けるジェームズ選手は、まさに「生ける伝説」です。
特に5万得点という記録は、単なるスコアリングの偉業ではなく、長年にわたる卓越したコンディショニング管理、練習への姿勢、そして試合でのパフォーマンス維持の証でもあります。これまでのNBAスター選手が成し遂げられなかったこの偉業を、ジェームズ選手は40歳という年齢で達成しました。
5万得点達成までの軌跡
ジェームズ選手は、これまで1,707試合に出場し、1試合平均27.2得点という驚異的な成績を残してきました。40歳を迎えた今シーズンも、彼は驚異的なパフォーマンスを維持しています。
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2024-25シーズン成績(5万得点達成時点)
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平均得点: 26.4点
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リバウンド: 8.2本
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アシスト: 8.1本
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フィールドゴール成功率: 54.1%
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3ポイント成功率: 42.3%
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また、彼のキャリアは単なる得点力だけでなく、プレーメイキング能力やディフェンスの貢献度の高さも特徴的です。レブロンは過去20年以上にわたりリーグを支配し続け、オールNBAチームに何度も選出され、複数のMVP賞を受賞しています。
NBA歴代通算得点ランキング
レギュラーシーズンとプレーオフを合わせた通算得点ランキングは以下の通りです。
順位 | 選手名 | 合計得点 |
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1 | レブロン・ジェームズ | 50,033 |
2 | カリーム・アブドゥル・ジャバー | 44,149 |
3 | カール・マローン | 41,689 |
4 | コービー・ブライアント | 40,283 |
5 | マイケル・ジョーダン | 38,279 |
6 | ウィルト・チェンバレン | 37,419 |
7 | ダーク・ノヴィツキー | 35,223 |
8 | シャキール・オニール | 33,846 |
9 | ティム・ダンカン | 31,668 |
10 | ケビン・デュラント | 31,009 |
ジェームズ選手の5万得点は、2位のジャバー氏の記録を6,000点近く上回っており、その偉業の大きさが際立っています。
祝辞と称賛
ジェームズ選手の5万得点達成には、NBA関係者や選手たちから多くの祝辞と称賛が寄せられました。
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ルカ・ドンチッチ選手 「信じられないよ。あの年齢でこんなプレーをする姿を見ていると、ただただ驚かされる。5万点なんて凄いよ。7万点に到達するかもしれないね。」
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ステフィン・カリー選手 「レブロンは、これまで何度も限界を超えてきた。この記録は彼の努力と献身の証だ。」
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マジック・ジョンソン氏 「5万得点達成おめでとう!これは史上最も難しい記録の一つだ。彼は真のレジェンドだ。」
さらに、試合後には特別な記念トロフィーが授与され、彼の家族も祝福のためにコートに駆けつけました。
まとめ:生ける伝説の新たな歴史
レブロン・ジェームズ選手は、NBA史上初の通算5万得点という偉業を達成しました。40歳を迎えてなお、トップレベルでプレーを続ける彼は、まさに「生きる伝説」と呼ぶにふさわしい存在です。
彼の得点記録は、類まれな才能、たゆまぬ努力、そしてバスケットボールに対する揺るぎない情熱の証明です。NBA歴代通算得点ランキングでも圧倒的な1位に君臨し、その記録は今後長きにわたり破られることはないかもしれません。
近年のゲームにおいては、時折ディフェンスのさぼり癖を指摘されることもありますが、それでも集中した時のパフォーマンスは今現在もトップレベルであることは2024年のオリンピックアメリカ代表でも存分に発揮し金メダル獲得に貢献しました。バスケットボール界に計り知れない影響を与えてきたジェームズ選手。これからも多くのファンを魅了し続けることでしょう。
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